『Clubhouse』って何? まとめてみました。
『Clubhouse』は広まるのでしょうか?
NewsPicksや日経電子版でも取り上げていましたが、Clubhouse(クラブハウス)が話題になっているようですね。個人的にはSNSはほとんど利用していないので、使うつもりはないのですが(そもそも招待してくれる人がいません・・・)定着するかと言えば難しいような気がします。以下にまとめてみました。
1.どんなサービス?
完全招待制、音声版ツイッター、原則1人2枠まで、参加自由などのキーワードで説明されていいて、テキストはなく話したいことを自由に話す、話さなくて聞いているだけでもいい、ということで参加するハードルは低いように感じます
2.モラルに依存する
利用はしやすいかもしれませんが、情報漏洩や誹謗中傷といったSNSが抱えるリスクが小さい訳ではありません。むしろテキストがなく、顔も見えず、どれだけの影響があるかをイメージできないため、参加者のモラルに依存する部分が大きいと思います。
注目を集めたい、自慢したい、フォロワーを増やしたい、認められたい、誰も知らない情報を早く聞きたい、誰かに聞いてもらいたい、といった欲求が参加者にある限り、どうしても情報漏洩や誹謗中傷といったことは起きます。
3.情報漏洩やインサイダー
インサイダーのような情報、企業が秘匿にしたい情報、個人情報や機微情報等々が規制のない空間で関係ない人と共有されることになります。情報漏洩は計画的な場合は除いてテキストではなく会話から入手することが多いのではないでしょうか。
もしかしたら「インサイダー情報っぽいことを言う人」というだけでフォロワーが増えるかもしれないですね。ちなみにインサイダー情報は非公開情報ですが、フォロワー100万人に対して話しても公開したことには全くなりません。逆に一人も見ていないかもしれないけど、正しい手続きで開示すればインサイダー情報にはなりません。
4.誹謗中傷
誰かに愚痴を言うとすっきりするのと一緒ですが、居酒屋以上に誰が聞いているのかわからない場所で言いたいことを言ってしまう可能性があります。ツイッターやフェイスブックと同様にClubhouseがきっかけで事件やトラブルが起こってもおかしくはありません。録音や会話内容の書き起こしが禁止されていますので、問題が起こった時の対応も難しと思います。
5.ビジネスになるか?
ビジネスの点から考えても不透明です。SNSは基本的に広告収入です。見ている画面の中に広告を登場させて、視覚に(強制的に)認識させています。一方で音だけでライブ聴取するときにどのように広告を流すか難しいと思います。サブスクにしても毎月払ってまで聴こうとする人がどれくらいいるのか不明です。すでに「Clubhouse疲れ」も言われています・・・。
6.普及するとしたら
以上のことを考えれば、本当の意味でクラブハウス(部室で雑談している形、特定少数のコミュニティ)なら使われるかもしれないですね。ほかのSNSと一緒になれば広がる可能性もあります。もしかしたら上場とか提携とかM&Aとか考えているかもしれませんが、いろいろ規制や利用制限をしないと難しいと思われます。
認知されるようになってきたサービスですので半年後にでも続きを書きたいと思います。
7.ポリシー
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