WBSが視聴率をとれると思う5つの理由
4月からは夜10時です。
観ている方はすでにご存じですが、テレビ東京で平日夜11時から放送されているワールドビジネスサテライト(WBS)が3月29日(月)から夜10時スタートになります。(金曜のみ夜11時から)
報道ステーション(報ステ)や他のバラエティ番組と時間帯が重なる中で視聴率は取れるのでしょうか?
テレ東は「報ステと戦っていくつもりはない」とコメントされていますが、十分戦えると思います。
いままでWBSを観ていなかった方はぜひこの機会にご覧ください。他の番組より面白いです。
4月からの番組編成
まず、4月からの番組ですが、調べたところこのような編成になりそうです。
月)10時WBS 11時ドラマ
火)10時WBS 11時レベチな人、見つけた
水)10時WBS 11時あちこちオードリー
木)10時WBS 11時カンブリア宮殿
金)10時ガイアの夜明け 11時WBS
WBSの引越しに併せて2番組(カンブリア宮殿、ガイアの夜明け)も移動になっています。
併せてBSテレ東で放送の日経ニュースプラス10が日経ニュースプラス9となり、夜9時からに変更になります。
視聴率
詳しくは分かりませんが、視聴率は報ステが10~15%で、WBSは3~4%くらいという記事がありました。またテレ東は地域によっては観られないところもあり、視聴環境でも不利な点があります。
それでも、視聴率が上がると思われる理由(放送時間が1時間早くなること以外に)あります。さすがに報ステを超えることはありませんが、上昇は十分期待出来ると思います。
高評価になりそうな5つの理由
意外に生活に密着している
人気コーナー「トレたま」やコロナ関連ニュースは分かりやすく、税制や制度変更等の生活に影響する話題も丁寧に解説してくれます。出演しているのはコメンテーターを仕事にしている人ではなく、専門家が業界についてコメントする形なので、無責任なコメントは少ないです。
スポーツは別番組
ニュースとスポーツがセットになっている番組が多い中、完全に切り離しているため、1時間でニュースをしっかり見ることが出来ます。スポーツに興味ない層はこちらのほうがいいです。
芸能ネタは追いかけない
テレ東らしさでもありますが、芸能ネタ、エンタメ系の話題には時間を使いません。ネットですぐに取り上げられることですので、ニュースとして差別化できるものでもありません。興味ない層にはこちらのほうがいいです。横展開できないので、そこにリソースを使わないのかもしれません。
映像重視のニュースにはしない
見ていると分かりますが、全体的に地味です。インパクトのある映像を切り取って放送することもなく、TOPニュースは他局と全然違うのが普通です。消すわけでもない山火事をずっと追いかけることはしません。落ち着いてみることができます。
経済を軸に独自路線を進む
この姿勢が一番大きい理由です。テレ東は経済を軸にしたテレビ局であり、WBSと他番組との相乗効果(取材や制作の効率化等)が期待でき、クオリティを上げられていると思います。また、長年経済ニュースを取り上げてきたことで企業トップや海外要人の出演も多く、ネットでは出来ない番組を制作しています。
10時からになるメリット&デメリット
これは何よりも早く寝られるようになります。在宅勤務していると夜11時スタートを遅いと感じていた方は多いのではないでしょうか。
働き方改革にも取り組んでいるので、現場の負担が大きい夜11時からの生放送は変えていきたかったのではないでしょうか。夜10時スタートならスタッフの方も終電で帰れるようになるかもしれません。
ただ、デメリットとして、サマータイム以外の時期は海外市場が伝えられないことです。ネットで見ればいいのですが。
作る側、観る側、双方にとって都合がいいと思います。
テレビ局の将来性
テレビとしてのオリジナリティ(独自性・専門性)がないから、テレビ離れが進んでいます。他局と似たようなものを放送していてはYouTubeやネットニュースには勝てません。
すでにテレビ広告費よりネット広告費のほうが金額は大きいです。テレビがメディアのトップではなくなりました。テレビ局はネットと共存できるかの岐路に立っています。
時代の変化に応じて自ら変わり、独自性を出していくことはテレビ局の生き残り戦略としての意味もあると思います。
YouTubeやSNSを見ていれば資金力=コンテンツ力でないのはもう明白です。テレビ局のビジネスモデル自体が変化せざるを得ないかもしれないですね。
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半年後くらいにどうなっているか調べてみます。
フリー素材にテレ東の画像がありませんでした。NHK、フジ、テレ朝、日テレ、TBSはあったの・・・。
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